【外資転職】英語面接で最も聞かれる10の質問と回答例!面接官に自己PRして内定率を上げよう!

外資系企業に転職するために、英語面接の対策は必須です。通常、2次面接以降は、外国人のマネージャーや経営陣が面接を担当し、英語だけで会話をすることが求められます。1次面接では、日本人の人事が面接を担当することが多いですが、「英語を話せますか?」という質問から、突然、「今から英語で話しましょう」と英語のレベルチェックが行われることもあります。

この記事では、「英語面接で聞かれる10の質問と回答例」や「回答の作成法」についてご紹介します。英語面接で採用されるかどうかは、自分の最高の姿をプレゼン(自己PR)できるかどうかで決まります。英語面接の指導を専門とし、外資系企業への多数の転職サポート実績を持つ筆者が、「採用率を上げる回答のポイント」ついて、詳しく解説します。しっかり対策をして英語面接に臨みましょう。

英語面接で英語を流暢に話す必要はない

「英語面接」と聞くと、それだけで、自信をなくしてしまう方もいらっしゃいますが、ご安心ください。英語がペラペラである必要は全くありません。ほとんどの職種で求められるのは、「ビジネスレベルの英語力」です。自分自身のキャリアや、長所について、失礼がなく伝えることができれば問題ありません。

転職業界では、ビジネスレベルの英語力を以下のように定義しています。

応募職種で求められる英語力:ビジネス

ビジネスレベルの英語が求められる場合は、コミュニケーションが取れること、また自分の言葉で自己紹介や経歴が語れるのかを見られていることが多いです。ただし、ネイティブレベルの英語力は求められていないため、質問の意図がわからない場合は、面接官に聞きなおしても問題ないでしょう。流暢に英語が出てこなくても問題ありません。

英語を流暢に話せない方でも、面接の事前準備をしっかり行えば、新しいキャリアをつかむことができます。

500人以上の面接官から調査した「英語面接で最も聞かれる10の質問」

英語面接の準備で最も大事なことが、想定される質問とそれに対する回答を持っておくことです。企業によっては、頭の回転や企業文化への適性を見るために、突飛な質問をすることもありますが、このような質問は、通常、ほとんどありません。大抵の質問は、あらかじめ予想できると考えて良いでしょう。

レジュメ作成サービスを提供するZetyは、500人以上の面接官に「面接でよく聞く質問」について調査し、統計をとっています。その中で、上位10位にランクインした質問と、回答例、上手な回答の作成法をご紹介します。

Tell Me About Yourself.
「あなたのことについて教えてください。」

面接で99%聞かれる質問であり、もっとも重要な質問です。面接で最初に聞く質問なので、この回答の仕方で、あなたの印象が決まります。一見、自分の過去や経歴について、話すだけのように思えますが、それでは、面接官の印象に残りません。自分の経歴、専門スキル、募集職種への適性をアピールし、面接官に良い第一印象を与えることが重要です。

THE WALL STREET JOURNALで「面接業界の第一人者」と称される、インタビューコーチのPamela Skillings氏は、この質問の回答ついて、次のように述べています。

Your answer to this question will dictate the interviewer’s first impression of you and will set the tone for the entire interview, letting you lead with your strongest selling points.
「この質問の回答で、あなたの第一印象が決まり、面接全体の流れが決まります。あなたの1番の強みであるセールスポイントから、話してください。

Pamela Skillings氏は回答を作成するコツとして、次のことに気をつけるようアドバイスしています。

回答作成のコツ

・回答の長さを、2分以内にまとめる。(1分以内が理想)
・職種に合わせて回答を作成する。(応募職種によってアピールする内容を変える)
・自己紹介、強み、志望動機の順に話す。(自己紹介は、直近の経歴を話す)
・強みは、業界の経験年数、研修の経験、専門スキルについて話す。(強みは2つ〜4つに絞る)
※回答作成のコツについて、さらに詳しく知りたい方は下記の動画をご覧下さい。

回答作成の手順

MIT(マサチューセッツ工科大学)のキャリアカウンセラーのLily Zhang氏は、この質問に回答を作成する方法について、「現在-過去-未来」の順に話すことを推薦しています。

Talk a little bit about your current role (including the scope and perhaps one big accomplishment), then give some background as to how you got there and experience you have that’s relevant. Finally, segue into why you want—and would be perfect for—this role.
現在の職種の役割について、手短に話してください。(仕事の範囲や、できれば大きな業績を含む)次に、どのように、その仕事や重要な経験を手に入れたかという経緯を話してください。最後に、志望動機と希望する職種に自分が完全にマッチするであろう理由を伝えてください。」

上記の「回答作成のコツ」や「回答作成の手順」を踏まえて作成した回答を、下記にご紹介します。

「現在-過去-未来」の順に自己PRした回答例

現在(経歴と強み)

I’ve been working in marketing for the last two years since graduating from university. I’m currently working as a marketing coordinator at a fashion e-commerce startup. I’m responsible for our social media presence and also work closely with our marketing manager on running our promotional events, which is a lot of fun.
「大学を卒業してから、直近2年間マーケティングの仕事をしています。私は、ファッション系通販のスタートアップで、マーケティングコーディネーターとして働いています。私は、ソーシャルメディアプレゼンスの責任者で、マネージャーと密に連携をとり、販促イベントの仕事をしています。その仕事はとても楽しいです。」

過去(経歴と強み)

Previously, I spent one year as an assistant in the global marketing team at American Express. That was a great experience. I supported two vice presidents in the group, managed their calendars, handled expense reports and made sure everything in the office ran smoothly. I enjoyed the job and got to work with great people who taught me a lot about marketing. I also volunteered to work on some creative projects outside of my role because I realized how much I loved the creative side of marketing and wanted to gain some experience. I helped coordinate a few big client promotional events and worked on a few email newsletter campaigns.
「以前は、1年間、アメリカンエクスプレスのグローバルマーケティングチームで勤務していました。それは、素晴らしい経験でした。私は、グループの2人の副社長をサポートし、カレンダーの管理や、経費報告書の処理を行い、オフィス内での全てのことが順調に進むようしました。私はその仕事を楽しみ、素晴らしい人々と働くようになりました。彼らは、マーケティングについて多くのことを教えてくれました。また、私は、自発的に、本来の職務にはないクリエィティブプロジェクトに取り組みました。私は、マーケティングのクリエイティブな側面をどれだけ愛しているかを知り、もっとその経験を積みたいと思いました。私は、大口顧客の販促イベントの調整を手伝い、メールでのニュースレターキャンペーンに取り組みました。

未来(志望動機と適性)

Unfortunately, due to a reorganization of the team, my position became redundant and that’s when I was recruited for my current position. Although I like my job, at this stage of my career, I have realized that I need to find a company where I can pursue a longer-term career path. This position would be a great fit with my skills and goals.
「残念ながら、チームの再編で、私のポジションはなくなりましたが、その時に、今のポジションにスカウトされました。私は自分の仕事が好きですが、現在のキャリアの段階で、より長期的なキャリアの道を追求できる会社を見つけることが必要だと気がつきました。このポジションは、私のスキルと目標に非常に合致しています。

回答作成のポイント

「I’ve been working in marketing for the last two years(直近2年間マーケティングの仕事をしている)」、「I’m currently working as a marketing coordinator at a fashion e-commerce startup.(ファッション系通販のスタートアップで、マーケティングコーディネーターとして働いています。)」と最初に現在の仕事内容を、端的に説明しています。「Previously(以前は)」から米国大手企業のAmerican Expressでのマーケティングチームの経歴を伝え、面接官に好印象を与えています。次に、自主的に仕事を引き受ける姿勢や大手の取引先との職務経験をアピールした後、「I need to find a company where I can pursue a longer-term career path(より長期的なキャリアの道を追求できる会社を見つけることが必要だ)」という志望動機を述べ、最後に「This position would be a great fit with my skills and goals.(このポジションは、私のスキルと目標に非常に合致しています。)」とポジションへの適性をアピールしています。

「 Tell me about yourself.」(あなたのことについて教えてください。)」の回答で、ありがちな間違いが、過去の経歴だけを話すことです。面接官は、あなたの強みだけでなく、性格についても回答することを期待しています。「which is a lot of fun(その仕事はとても楽しい)」、「I enjoyed the job(仕事が好きだった)」「I loved the creative side of marketing(マーケティングのクリエイティブな面が好きだった)」など自分の人間性を伝えることも忘れないようにしましょう。

Tell Me About a Challenge/Conflict You’ve Faced at Work, and How You Dealt With It.
「仕事で直面した困難な挑戦/衝突とその解決法を教えてください。」

採用企業がこの質問をするのは、候補者の問題解決能力と良好な人間関係を築く社会能力を判断するためです。この質問で、もっとも重要なことは、困難な経験を生産的かつ、穏便に解決したことをアピールすることです。ほとんどの職種では、顧客はもちろん、職場の同僚や上司、部下とも良好な人間関係を維持することが求められます。

ですから、問題解決能力や社会性を問われる質問では、問題や状況を適切に分析し、論理的かつ効果的なアプローチで、問題解決に導いた実績を「自己PR」することが重要です。この質問への上手な回答をつくるのに役立つのが、「STARメソッド」です。STARは、「Situation(状況)」「Task(職務)」「Approach(解決策)/Action(行動)」「Result(結果)」の頭文字をとっています。「STARメソッド」は、あなたの能力を面接官に「自己PR」するための“ストーリー”をつくるメソッドです。自分の能力を論理的かつ、ストーリーとして伝えることで、面接官は、あなたの話に共感を抱き、内定を得る確率が高まります。

実際に、筆者は英語のパーソナルコーチとして、英語面接の対策で、「STARメソッド」の指導をしています。このメソッドを使い、多くの受講生が外資系企業への転職を成功させています。「STARメソッド」の概要とポイントは下記の通りです。

STARメソッドの概要とポイント

Situation(状況): ストーリーの概要を伝える(問題解決力やプロセスについて話せるものを選ぶ)
Task(課題): 自分の職務やどのような問題があったのかを説明する(応募職種や企業と関連性の高い事例を話す)
Approach/Action(解決策/行動): 問題に対してとった解決策や行動を話す(自分の強みで問題解決したことを話す)
Results(結果):解決策の成果を伝える(数字を含む実績「売り上げ2000万円アップ」や、会社の評価「昇進、表彰」を入れる)

STARメソッドについて、詳しく知りたい方は下記の動画をご覧ください。

STARメソッドを使った回答例

S(状況): We had a customer who was unhappy with our return policy at the store where I worked.
「勤めていたお店で、返品制度に不満を抱えたお客様がいました。」
T(課題): I was the customer service rep that handled all customer complaints and resolutions for our department. The staff directed the customer to my desk because the clerk would not accept her product for return without a receipt.
「私は、販売店のお客様相談窓口の部署で、全てのお客様のクレームを取り扱い、解決策をご提案していました。販売員は、領収書がないと返品ができないので、私の窓口に、そのお客様がご案内されました。」
A(解決策/行動): I took time to talk with the customer about the available options for a return without a receipt. Instead of receiving cash, she could have a replacement item or store credit for the product’s purchase price.
「私は、領収書のない返品の仕方について、お客様とお話ししました。返金ではなく、代わりの商品をお渡しするか、購入された商品と同額のストアクレジットをお渡しするご提案をしました。」
R(結果): As a result, the customer accepted store credit that she could use at a further date in our store. She was satisfied with the resolution and we did not stray from our corporate policies on product returns. My manager loved my approach and I achieved 98% customer satisfaction rating for the year resulting in a promotion.
「結果、お客様はストアクレジットを受け取り、別の日にお買い物ができるようになったのです。お客様は、その解決策に満足し、商品の返信ポリシーにも抵触しませんでした。マネージャーは私のアプローチを大変気に入り、年間で98%の顧客満足度を達成したお陰で、昇進することができました。」

回答のポイント

「Situation(状況)」「Task(課題)」「Approach(解決策)」「Result(結果)」の順に、困難な状況設定から、解決に至るまでを簡潔に説明しています。自分の強みを生かして問題を解決したことが、面接官に自己PRできています。「solution」も「resoulution」も日本語では「解決策」と訳しますが、「resolution」は「問題解決までの全てのプロセス」を表します。「re」は「跳ね返す、繰り返す」の意味があるので、「resoultion」は、「(困難な問題を何度も跳ね返す)解決策→問題解決までの全てのプロセス」という意味になるからです。ですから、上記のようなクレームに対応する文脈では、「resolution」の表現が適当です。

What Are Your Greatest Strengths?
「あなたの最大の強みをいくつか教えてください。」

面接官がこの質問をするのは、あなたの強みが会社や職種とマッチしているかを判断するためです。面接官は「自社、自分のチームで具体的にどのように活躍してくれそうか」を確認しようとしています。「長所や強み」という言葉を使って質問をされると、プライベートの性格についての質問のように聞こえますが、面接官がもっとも知りたいのは、あなたが、転職後に活かせる資質やスキルを持っているかどうかです。

キャリア専門家として第一線で活躍するAlison Doyle氏は、強みの質問に回答するポイントを下記のように述べています。

強みの質問に回答するポイント

When you are asked questions about your strengths, discuss attributes that will best qualify you for the specific job and set you apart from the other candidates.
「あなたが、強みについて聞かれたら、あなたの【仕事にもっとも向いている資質】について話してください。そうすれば、他の候補者と差をつけることができます。」

回答作成の手順

下記の手順で、回答を作成しましょう。

①採用企業が求めるスキルと合致する自分の強みをリストアップする
②リストアップした強みのスキルを3つから5つに絞る
③各スキルを生かしたエピソードを用意する

英語はシンプルでわかりやすい表現を好みます。ビジネスシーンや採用面接では、時間が限られているため、端的に回答し、自己PRすることを心がけましょう。

ライティングの強みを自己PRした回答例

One of my greatest strengths is my writing proficiency. Having worked as a journal copy editor for five years, I have a keen attention to detail when it comes to my writing. I have also written for a variety of publications, so I know how to shape my writing style to fit the task and audience. As a marketing assistant, I will be able to write and edit press releases effectively and update web content with accuracy and ease.
「私の最大の強みの一つは、熟練したライティングスキルです。雑誌の原稿整理編集者として、5年間勤めたので、細部まで注意を払ってライティングすることができます。また、様々な出版物で原稿を書いてきたので、タスクや読者に合わせて書く術があります。マーケティングアシスタントとして、正確かつ、容易に、プレスリリースの作成や、編集やコンテンツの更新ができます。」

回答のポイント

最大の強みの一つをアピールした回答例です。続けて、別の強みをアピールする場合には、次のような表現ができます。

In addition to my strength in writing, I also possess A(スキル)
「ライティングに加えて、私はA(スキル)を持っています」

Other strengths that I possess include A(スキル)
「私は他にA(スキル)の強みも持っています。」

「proficiency」は、「熟達したスキル」の意味です。「possess A(スキル)」は「A(スキル)を持つ」の意味です。どちらも、自己PRに役立つフォーマルな単語です。

How Did You Hear About This Position?
「このポジションを知ったきっかけはなんですか?」

面接官が「当社を知ったきっかけは?」「このポジションを知ったきっかけは?」と尋ねるときは、あなたの志望動機(転職への本気度)を確認することが目的です。『301 Smart Answers to Tough Interview Questions』の著者で、キャリア開発の専門家であるVicky Oliver氏は、次のように述べています。

Employers want to know whether you are actively seeking out their company.
「雇用主は、あなたが、積極的に、自社に転職しようとしているのかどうかを知りたいのです。」

回答作成のコツ

この質問の回答には、あなたの志望動機、強み、価値観を面接官に伝えることが重要です。面接官は、①あなたが本当に入社したいのか(志望動機)②入社後に、あなたが企業で活躍できるスキルをを持っているのか(強み)③あなたが会社の文化と合った人間かどうか(価値観)を判断しているからです。上記の3点をアピールし、面接官の信頼を勝ち取ることが、採用を決める鍵になります。

志望動機、強み、価値観を入れた回答例

I learned about the position through LinkedIn as I’ve been following your company’s page for a while now. I’m really passionate about the work you’re doing in A, B, and C areas, so I was excited to apply. The required skills match well with the strong skills I have, and it will be a great opportunity for me to contribute to your mission, as well as a great next step for my career.
「私は、LinkedInでこのポジションについて知り、御社のホームページをずっと拝見していました。私は、御社のA, B, C分野における活動に情熱があり、非常に前向きな気持ちで、応募しました。(志望動機と価値観)必須スキルは、私の強みのスキルとよくマッチしています。(強み)私が、御社のミッションに貢献する、素晴らしい機会となるしょう。また、私のキャリアにとって、次の素晴らしいステップになるでしょう。」

回答のポイント

“I’ve been following your company’s page for a while now. ”で「御社のホームページを(現在も)ずっと追っていた」という意味になり、企業について知ってから、継続して情報を収集し、応募したことを伝えることで、転職への本気度をアピールしています。「be passoinate about the work」「仕事、活動に情熱がある、情熱を注ぐ」の意味になり、ポジションへの熱意が伝わる表現です。「be excited to apply」は「非常に前向きな気持ちで応募する」という意味で、強い志望動機を表す英語表現です。「The required skills match well with the strong skills I have」は「必須スキルは自分の強みのスキルとよく合致している」そのまま使える便利なフレーズです。「It will be a great opporunity for A(人) to V(動詞)」で「必ずAがVする機会となる」の意味です。「will」は強い意志を表し、自信を表す時に使う助動詞です。

What Are Your Greatest Weaknesses?
「あなたの最大の弱みをいくつか教えてください。」

“What Are Your Greatest Weaknesses?”「あなたの短所(弱み)を教えてください。」という質問は、回答に困ります。もし、あなたが、弱みについて正直に話しすぎると、面接官に「能力のない人物」と思われるでしょう。逆に、不誠実に、全く嘘の話をすると、「信用のできない人物」とみなされるかもしれません。

回答作成のコツ

では、どのように、この質問に回答すれば良いのでしょうか?回答のヒントになるのは、面接官の質問の意図を理解することです。英文履歴書の専門家であるAndrei Kurtuy氏によると、面接官はこの質問で、下記の3つの要素を知る目的があるそうです。

①Honesty(誠実性)面接官は、あなたの人間性をを見ています。仕事をしていれば、いずれ、同僚や上司もあなたの弱みに気づきます。転職後に、問題にならないように、弱みについて、正直に話すことが重要です。
②Self-awareness(自己認識)自分を客観的に分析すし、改善すべき弱みを認識する能力です。
③Willingness to improve.(改善する意志) 面接官はあなたの弱みを改善する姿勢を期待しています。

また、「Forbes」「Business Insider」「Newsweek」などで、スキル開発に関する記事を寄稿しているAja Frost氏によると、面接では、弱みを改善している姿勢を説明することが重要だと述べています。

Everyone has areas that could use improvement, but if you can describe how you’ve mitigated yours, you’ll seem strong, capable, and in charge of your professional development.
「誰しもが改善すべき分野があります。しかし、もし、面接官に、自分の弱みを改善している姿勢を説明できれば、あなたは、自身でスキル開発を行う優秀な人物だと思われるでしょう。

回答のポイント

上記のように、面接官は、あなたが、自分の弱みを客観的に理解し、それを補う努力をしているかを見ています。どんな人でも、全ての能力が高いわけではありません。面接官はあなたに、「弱みを改善する姿勢」があるかを知りたいと考えています。ですから、この質問に対するベストな回答は、弱みを改善するために、今取り組んでいることを積極的にアピールすることです。模範解答は下記の通りです。

弱みを改善している姿勢をアピールした回答例

Some people are more scared of public speaking than anything else in their daily lives. Actually, public speaking is one of my greatest weaknesses. Even though my fear is not that extreme, I still find it challenging to present my ideas in front of a crowd. Since this might become a career obstacle, I joined a local meet-up club for international exchange. We meet every Saturday night, and it has become one of the things I look forward to every week! I give a brief presentation about Japanese culture at the meetings. Even though the meetings are small, they are helping me to share my ideas and overcome my fears. All of these experiences are gradually making it easier to provide a technical explanation to my clients.
「日常生活で、人前で話すことを何よりも恐れる方がいます。実際に、人前で話すことは、私の最大の弱みの一つです。先ほど例にあげた方ほど極端ではありませんが、私も、人前で話すことが、まだ苦手だと感じます。これは、私のキャリアの障害になるかもしれないので、私は、国際交流を目的とした地元の会合クラブに参加しました。私達は、毎週土曜の夜に会っており、クラブに参加することが毎週の楽しみとなりました!私は、日本の文化について短いプレゼンをしています。クラブの規模は小さいですが、メンバーのお陰で、人前で、自分の考えを共有し、恐怖を克服できるようになってきました。これら全ての経験によって、クライアントへの専門的な説明が、以前より、容易にできるようになりました。」

Tell Me About a Time You Demonstrated Leadership Skills.
「リーダーシップを発揮した経験を話してください。」

リーダーシップとは、「目標を達成するために発揮する社会的な影響力」を指します。具体的には、チームの目標を達成するために率先してプランを立てたり、周りを鼓舞し、課題を解決に導いたりする「統率力」のことです。

面接官は、あなたが過去にリーダーシップを発揮した経験を聞くことで、転職後に、企業に貢献できる「統率力」を持っているかを判断します。もし、あなたにマネージャーの経験がなくても、問題ありません。企業は、マネジメント経験がなくても、チームのモチベーションを上げる人材を採用したいと考えています。あなたがリーダーシップを発揮し、同僚の模範となった行動を話すことで、採用される可能性が高まります。

リーダーシップに関する質問の回答で注意すべきことがあります。次のような回答は絶対にやめましょう。

リーダーシップの質問に対するNG回答

NG①数年以上前のエピソードを話す
面接官はあくまで、あなたの直近の経験を知りたいと考えています。もし、あなたが、数年前のエピソードを話したら、間違いなく、面接官から次の質問をされるでしょう。「その経験後、あなたは、どのようにリーダーシップのスキルを伸ばしましたか?」
NG②「リーダーになったことがない」と話す
これは、最悪の回答です。ビジネスでリーダーシップを発揮した経験を話しましょう。ない場合は、スポーツやボランティア活動した経験でも構わないので、必ず回答を用意しましょう。

回答作成のコツ

リーダーシップに関するベストな回答をするには、「仕事で直面した困難な挑戦/衝突とその解決法を教えてください。」のパートでご紹介した「STARメソッド」を使うことが有効です。自分の能力を論理的に説明するだけでなく、ストーリーとして伝えることで、面接官は、あなたの話に共感を抱き、採用の確率が高まります。

STARメソッドを使った回答例

Situation(状況)

The team of five that remained in the department had to absorb the duties of the two which had left. As a result, the team was overworked and their morale suffered and deteriorated. More mistakes were made as employees had many more tasks to focus on.「部署に残ったチームの5人で、会社を辞めた2人分の仕事を引き継がなければなりませんでした。結果、チームはオーバーワークになり、士気が下がりました。従業員は、より多くのタスクに集中しなくてはいけないので、ミスが増えました。」

Task(課題)

As the manager, it was my job to get our performance back on track.
「私の仕事は、マネージャーとして、パフォーマンスを以前の状態に戻すことでした。」

Approach/Action(解決策/行動)

I scheduled a meeting with the full team to discuss new strategies and ideas. I showed my appreciation for all of their hard work during a challenging time. I asked for their assistance in finding ways in which we can be more efficient and how to create a better working environment. We held a brainstorming meeting to come up with solutions. The meeting was a safe environment allowing for any opinions and suggestions. After brainstorming we then voted on the five options with the most potential. Then, I assigned each person to do more research on how we can implement the ideas.
「私は、チーム全体のミーティングの予定を立てて、新しい戦略とアイデアについて議論しました。チームのメンバーに、困難な時期でのハードワークに対して感謝の気持ちを伝えました。そして、彼らに、生産性や職場環境の改善策を見出すサポートをお願いしました。私たちは、ブレインストーミングの会議を行い、解決策を考えました。会議は、どんな意見や提案も受け入れる安全な環境でした。ブレインストーミングの後、もっともポテンシャルのある5つの選択肢に投票しました。それから、私は、各メンバーにこれらを実行に移すためのリサーチをしてもらいました。」

Result(結果)

They responded very positively to this approach. They focused their efforts on finding the most productive ways and came up with two great ideas that could be carried out quickly and save us a lot of time. One idea was to eliminate a weekly report. This freed up eight hours each week — including two hours of my time and three hours for my top account manager. The other was to train our administrative assistant to take on some of the tasks that were burdening my account manager. We also decided to incorporate brainstorming into our monthly staff meetings, which increased our efficiency and boosted morale. Since we got better results by actively involving the team in important decisions, my manager asked me to help him to implement the process for other teams.
「メンバーはこのアプローチに非常に前向きな対応をしてくれました。彼らは、もっとも生産的な方法を探すことに集中し、すぐに実行でき、労働時間も短縮できる、2つの素晴らしいアイデアを考えてくれました。一つは、毎週のレポートを廃止することです。これで毎週8時間(私は2時間、トップのアカウントマネージャーは3時間)が自由になりました。もう一つは、事務職員をトレーニングし、アカウントマネージャーの負担となっている仕事を任せることです。私たちはまた、毎月の会議で、ブレインストーミングをとり入れることを決めました。それにより、効率や士気が高まりました。重要な決定に関して、積極的にチームを巻き込むことで、以前よりも良い結果が生まれました。そのため、マネージャーは、他のチームでも同じプロセスを実行するための協力を私に求めました。」

Why Are You Leaving Your Current Position?
「今の仕事を退職する理由を教えてください。」

「応募者が入社後にすぐに辞めてしまわないか」を見極めるために行う質問が「どうして今の会社を辞めようと考えたのですか?」といった、「退職理由」についての質問です。

もし、「上司が嫌な人だった」「給料が安かった」などの不満だけを述べてしまうと、「すぐに逃げ出してしまう人」というイメージを持たれてしまいます。

回答作成のコツ

この質問の回答の作成に関して、外資系・日系グローバル企業への転職に特化した転職会社の“Michael Pageは、次のようなアドバイスをしています。

Answering this question gives you the opportunity to show off how much you know about your potential new employer and demonstrate your enthusiasm for the position. Give your reason for leaving, then explain how this makes the new job particularly appealing.
「この質問に回答することで、あなたは、新しい雇用主のことを知っているかをアピールでき、ポジションへの熱意を伝えることができます。まず、退職理由を伝えてください。次に、退職理由が「きっかけ」で、あなたが新しいポジションがとても魅力的に感じるようになった過程(前向きな転職理由)を説明して下さい。

上記のように、「退職理由」→「新しいポジションへの熱意」の順で話しましょう。「新しいポジションへの熱意」は、「自分のやりたいことができる」や「スキルアップができる」など、「前向きな転職理由」をアピールすることが重要です。前向きな転職理由を伝える時に、下記の英語表現を使うことがおすすめです。

前向きな転職理由を表す英語表現

・I would like to learn more
「わたしはより多くのことを学びたい」
・I’m ready to take on more responsibility
「私は、より多くの責任を担う準備ができている」
・I would like to develop a new skill that isn’t required in my current job
「私は、現在の仕事で必要とされない新しいスキルを磨きたい」

退職理由→前向きな転職理由の順で作成した回答例

退職理由:2割

My biggest reason for leaving is that I’m ready to take on more responsibility. I would like to be a training manager but there are no positions available at my current employer.
退職する最大の理由は、より多くの責任を担う準備ができたからです。私は、トレーニングマネジャーになりたいのですが、今の会社でそのポジションを募集していません。

前向きな転職理由:8割

I enjoy delivering training sessions and developing junior employees skill set. I have experience of this within my current role and have received lots of positive feedback. I can do this in a much more effective, efficient and inspiring way if I have my own team. You’re looking for someone to lead a small team of graduates and I’m a great fit for the position. I’m very excited about the opportunity of assisting them with their development.
私は、トレーニングを行い、準社員のスキルセットを伸ばすことに喜びを感じます。現職で多くのトレーニングを行い、ポジティブなフィードバックを多数もらっています。もし、自分のチームを持つことができれば、ずっと効果的かつ効率的で、メンバー達のモチベーションを上げるトレーニングができます。御社が、大学の卒業生で構成される小規模のチームのリーダーを募集しており、私は、そのポジションに最適です。彼らのスキル開発をサポートできる機会をとても楽しみにしています。」

回答のポイント

上記のように、「退職理由:2割」+「前向きな転職理由:8割」を意識して構成するのがお勧めです。退職理由の割合が多すぎると、面接官に「自社の仕事への熱意がない」と思われるからです。必ず、前向きな転職理由を多めに伝え、自己PRしましょう。

「current role(現職)」「positive feedback(ポジティブなフィードバック)」「be a great fit for the position(そのポジションに最適です)」はどの回答にも使える便利なフレーズです。「skill set(スキルセット)」とは、やり方を知っていること、経験があること、訓練を受けていることなどの、すべてをさします。自分のスキルをアピールする際に使える表現です。「feedback(フィードバック)」は実在するものではなく、「概念」としてとらえるため、不可算名詞です。「lots of positive feedback(多くのポジティブなフィードバック)」のように単数形を使います。

Tell Me About a Time You Made a Mistake.
「失敗談を教えてください。」

失敗談を通じて面接官が知ろうとしているのは、「失敗や挫折経験をどう克服したのか」「そこから何を学んだのか」という点です。失敗した話に終始せず、自分の成長過程が伝えられるようなエピソードを伝えるように対策をしましょう。

キャリア専門家として第一線で活躍するAlison Doyle氏は、失敗談の質問に回答するポイントを下記のように述べています。

Briefly explain what the mistake was, but don’t dwell on it. Quickly switch over to what you learned or how you improved, after making that mistake. You might also explain the steps you took to make sure that the mistake never happened again. When talking about what you learned, try to emphasize the skills or qualities you gained that are important for the job you’re interviewing for now.
「失敗談を手短に説明したら、すぐに失敗から学んだこと、改善したことを話してください。同じ失敗を二度としないように対策した過程を説明すると良いでしょう。自分が学んだことを話すときは、あなたが習得したスキルか、資質をアピールしてください。(面接中の仕事に重要なスキルか、資質をアピールしてください。)

このように、失敗から学んだスキルをアピールすることが重要です。模範回答は下記の通りです。

失敗談から学んだスキルをアピールする回答例

When I began working as a project assistant, I underestimated the amount of time needed for unexpected issues that might arise. When I was working on an unexpected issue, I missed the deadline to send a slide deck for a team meeting. It turned out that my time management skills left a lot to be desired. To improve them, I started taking a time management course by MOOC. After completing the course I’ve become much better at prioritizing and planning my schedule. I haven’t missed any deadlines since then.
「私が、プロジェクトアシスタントとして、働き始めたとき、起こりうる不測の事態に必要とされる時間を過小評価していました。不測の事態に取り組んでいたときに、チームミーティング用のプレゼン資料の送付期限を過ぎてしまいました。それがきっかけで、時間管理のスキルを大幅に改善することが必要だとわかりました。時間管理のスキルを改善するために、MOOCの時間管理のコースを受講を開始しました。コースの完了後、私は優先順位をつけて、スケジュールを計画することが、以前よりもずっと得意になりました。それ以降は一度も締め切りをすぎたことはありません。」

回答のポイント

「Situation(状況)」「Task(課題)」「Approach(解決策)」「Result(結果)」の順に、失敗から、時間管理のスキルの成長に至るまでを簡潔に説明しています。「S(主語)leave a lot to be desired」で「S(主語)は大幅に改善すべきことがある」という意味です。「slide deck(パワーポイントの資料)」は、”deck”とも言われ、アメリカで使用されることが多いです。単に“slides”と、slideの複数形で使われることもあります。

“MOOC”とは“Massive Open Online Course”の略で、「大規模公開オンライン講座」のことです。世界トップクラスの大学・機関によってさまざまなコースが提供されており、インターネット上で、どこでも誰でも無料で受講できます。希望者は有料で修了証を取得することができます。

What Type of Work Environment Do You Prefer?
「好きな職場環境を教えてください。」

この質問は似たような形で、“Describe the type of work environment you work best in?”「最高の仕事ができる環境を教えてください。」もしくは、“What kind of work environment do you like and why?”「好きな職場環境とその理由を教えてください。」と聞かれる場合もあります。

面接官がこの質問をするのは、企業文化や環境が、候補者のニーズや資質とマッチしているかを知るためです。当然、この質問では、「御社の職場環境は自分にとって理想あり、自分のスキルが存分に活かせます。」と回答することで、採用される確率が高まります。自分の適性を自己PRすることは、重要ですが、候補者がやってしまいがちな「落とし穴」があります。

キャリアコーチングに特化したFink DevelopmentのCEOのJennifer Fink氏はこの質問の回答の仕方ついて、次のように述べています。

I encourage candidates to remember that this is the environment that they are going to be spending most of their waking hours in, so the only ‘right’ answer is the one that is honest and authentic for them.
「候補者に覚えておいて欲しいのは、ここが、候補者がほとんどの時間を使うことになる環境だということ。唯一の“正解”は正直かつ、本心で答えることです。

上記のように、面接では、誠実に答えるようにしましょう。採用されるために、無理をして、背伸びをした回答をしても、後で、困るのは自分です。職場環境が合わなければ、短期間で退職する可能性が高く、企業にも迷惑がかかります。また、“Maybe, I could work in that environment.”「おそらく、この環境で働けます。」というような曖昧な返事をすることも避けてください。面接官は、「入社意欲がない」という印象をあなたに持つからです。

回答作成の手順

上記を踏まえた上で、解答を作成しましょう。キャリア専門家として第一線で活躍するAlison Doyle氏は、職場環境の質問に対する回答の手順について、下記のように、解説しています。

①職場環境を事前にリサーチしておく。企業のホームページ の”About US”の項目をチェックし、労働倫理や社員の情報を確認する。
②企業に直接連絡をして、企業文化について質問する。自分のネットワーク(LinkedIn)を使い、企業の評判を調べる。
③回答(自分の働きたい環境)と企業文化を関連づける。可能であれば、企業文化の好きな点を具体的に述べる。

上記のように、自分の働きたい環境が企業文化が合致している部分を抽出し、回答を準備することが重要です。この対策をするだけで、企業はあなたが、「ポジションに最適な人材だ」と判断する可能性が高まります。

企業文化への適性をアピールした回答例

I’ve worked in small companies as well as Fortune 500 firms. I don’t really have a preferred company size. My best results have been produced working in a collaborative environment whether that’s a small or large company. I enjoy working as part of a team, even though I am capable of working independently too. Your job description mentions a lot of collaboration with other teams and departments, so I’d excel in this role. Communication and teamwork are great strengths of mine.
「私は、フォーチュン500(全米上位500社)だけでなく、中小企業でも勤めました。私は、企業の規模で仕事を選びません。大手企業であろうと、中小企業であろうと、協力的な環境でベストな結果を出してきました。独立して仕事をすることもできますが、チームの一員として働くことにやりがいを感じます。職務記述書に、他のチームや部署と協力して働く機会が多いと書いてあったので、この職務で、卓越した仕事ができるでしょう。コミュニケーションとチームワークは私の最大の強みです。」

How Would Your Boss and Coworkers Describe You?
「上司や同僚から、どんな人だと言われますか?」

面接官が、この質問をする理由は2つあります。1つ目の理由は、「自社の社風に適した人材なのか」を見極めたいからです。企業は採用後に人材と社風がミスマッチすることを避けたいと考えています。

面接官がこの質問をする、2つ目の理由は、「自己評価と他己評価にズレがないか」を把握するためです。「どんな人と言われるか」と聞くことで、「自己主張に矛盾がないか」「自己分析を十分にできているか」を判断していることも覚えておきましょう。「失敗を恐れず、チームを巻き込み、短期間で目標を達成する統率力が長所です。」と自己PRしていたのに、「同僚からは、一人で慎重かつ、正確に仕事をすることが得意な人だと言われます。」と話すと、「偽りのアピールをしている」「自己分析が不足している」と受け取られる可能性があります。面接全体の発言に矛盾がないように気をつけましょう。回答作成のコツは下記の通りです。

回答作成のコツ

①正直に答える
面接官は「本当のあなた」を知りたいので、嘘をつかないことが重要です。もし回答に真実味がなければ、信用を失うでしょう。
②自分の強みをリストアップする
仕事で強みとなるものを全て書き出しましょう。
③募集職種に必要なスキルとマッチする自分の強みを選び、回答を作成する
1つの強み(多くても2つ)に対し
、1つの回答を準備してください。シンプルで簡潔な回答が面接官に好まれます。上司からの評価と同僚からの評価の両方を準備しましょう。
強みの根拠を述べる
強みを説明した後、強みによって、仕事が成功した具体例を述べましょう。回答に説得力が生まれます。
⑤リハーサルをする
本番を想定してリハーサルしましょう。

上司と同僚の評価から自分の強みをアピールした回答例

上司の評価をアピールした回答

My manager told me that I was both a reliable leader and an excellent team player. He offered to write me a letter of recommendation highlighting my excellent team leadership skills. This made me feel valued as a leader. He was impressed by my ability to lead a development team effectively, while being open to everyone’s opinion and suggestion.
「マネージャーは私のことを信頼できるリーダーで、最高のチームプレーヤーだと話していました。彼は、私のリーダーシップスキルに焦点を当てた推薦状を書いてくれました。これにより、私がリーダーとして評価されたと感じました。私は、全員の意見や提案に対し、オープンである一方で、開発チームを効果的にリードすることができました。彼は、私のリーダーとしての能力に感銘を受けました。」

同僚からの評価をアピールした回答

My coworkers told me that I was very organized and had good time management. During one specific project, my team members praised me for sticking to a tight deadline. We ended up completing the project ahead of time and it was a success! I’d love to achieve the same great results with my new team in this position.
「同僚は、私のことを仕事ができ、時間管理が上手な人だと話していました。プロジェクトを担当している間、私は、厳しい締め切りを必ず守り、チームメンバーは、それを称賛しました。私達は、予定より早く、プロジェクトを完遂することができ、成功だと言えるものでした。私は、このポジションで、新しいチームと、同様の優れた業績をあげたいです。」

回答のポイント

「boss(上司)」という表現よりも、具体的な上司の肩書き「supervisor(スーパバイザー)、manager(マネージャー)、employer(雇用主)など」を使った方がよりフォーマルな表現で、面接官に好印象を与えることができます。

自信を持って英語面接に臨むには

ここまで、外資系企業へ転職に役立つ「英語面接で聞かれる10の質問と回答例」や「採用率を上げる回答の作成法」についてご紹介しました。英語面接の対策とて、絶対にやってはいけないのは、質問や回答例をただ覚えること。上記でご紹介したような英作文が自分で作れないようでは、例え、運良く入社できたとしても、業務で英語を使うことはできません。面接時に必要な英語力の目安は、自分の力で、おおまかな回答を準備し、面接官の質問の仕方に合わせて、柔軟に、回答の内容を変えられることです。もし、それができないようでしたら、現時点での転職は難しいでしょう。

英語コーチである筆者の受講生は、外資系企業への転職希望者より、外資系企業の社員の方が多いです。その理由は、英語面接をクリアし、転職することよりも、業務に対応できる英語力を身につけることの方が難しいからです。外資系企業への転職を目指す方は、転職後に英語で業務することを想定して、準備をすることが重要です。

あなたは下記のような、お悩みをお持ちではないですか?

「相手の話は聞き取れるのに、英語が出てこない」
「自分の発音がうまく伝わらない」
「日常英会話はなんとかできるが、ビジネスの英会話ができない」
「英語面接でうまく話せる自信がない」
「英語のメールの書き方が分からない」

ご安心ください。上記のお悩みは全て解決できます。筆者と大学教授(言語学の専門家)が運営する短期集中型の英語コーチングサービス「Biz English Coach(ビズイングリッシュコーチ)」はビジネス英語に特化した個別レッスンを提供します。3カ月の指導で375点のTOEICのスコアアップや、世界時価総額TOP50以内にランクインする企業への転職サポート、企業の海外展開のサポートなど多数の実績があります。

外資系企業の仕事をするのに、流暢な英語を話す必要はありませんが、業務で問題なく、意思疎通がとれる英語力は必須です。転職は、あくまで、今後のキャリアアップのための通過点に過ぎません。転職後に充実した仕事ができるように、私達があなたの英語力を効率的に伸ばすサポートをいたします。英語コーチングサービスの詳細は、こちらをご覧ください。


参考文献

Harvard Business Review「10 Common Job Interview Questions and How to Answer Them
ロバート・ウォルターズ「英語面接でよく聞かれる質問と使える回答例を解説」
Michael Page「Explaining the reason for leaving your current job
Zety「20 Most Common Interview Questions and the Best Answers
the muse「Your 2022 Guide to the Most Common Interview Questions and Answers
the balance careers 「Interview Question: “What Is Your Greatest Strength?
the balance careers「Interview Question: “Tell Me About a Time You Made a Mistake”
the balance careers「Interview Question: “What Type of Work Environment Do You Prefer?”
the balance careers「How Would Your Colleagues Describe Your Personality?
Career Sidekick「“What Type Of Work Environment Do You Prefer?” Interview Answers
Career Sidekick「Best Answers to “How Would Your Coworkers Describe You?”
career blog「5+ Great Ways to Answer “What Is Your Greatest Weakness?”」
Big interview「How to Answer Conflict Interview Questions (With Examples)
Big interview「HOW TO ANSWER: Tell Me About Yourself
Future of Working「10 Answers to ‘Tell Me a Time You Had a Conflict at Work’ Interview Question
FIND MY PROFESSION「Can You Describe a Time You Demonstrated Leadership?
the muse「3 Steps to Answering “What Type of Work Environment Do You Prefer?” in an Interview
AngelList Blog「Here’s how to answer the “Tell me about yourself” interview question」

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プロフィール

  • 専属パーソナルコーチ

    瀧内俊之
    (Toshiyuki Takiuchi)

    関西学院大学で英語習得学、英語音声学、英語文化コミュニケーション学について学ぶ。米国のエモリー大学で演劇科を専攻し、プレゼンの手法、舞台演出の研究に従事。帰国後は、ビジネスシーンやハリウッド俳優の通訳、NHKドラマで英語指導を担当。その後、大手英語コーチングスクールにて指導経験を積み、Biz English Coach(ビズイングリッシュコーチ)を設立。

  • 学習カリキュラム監修者

    デキキス・ジョー教授
    (Joseph DeChicchis)

    関西学院大学総合政策学部教授。英語習得学、英語音声学、英語文化コミュニケーション学の研究に従事。世界各国の英語アクセントに精通している。Biz English Coach(ビズイングリッシュコーチ)では、英語習得学の知見を活かし、発音矯正、文法理論、スピーキングメソッドなどの学習カリキュラムやオリジナル教材の監修を担当。

  • キャリアアドバイザー

    荒川満(Mitsuru Arakawa)

    大手人材紹介会社に入社し人材紹介業に従事。同グループのイギリス法人にて取締役に就任。帰国後、海外就職希望者の海外転職、日系企業の海外進出を支援。同社を退職後、シンガポールにてArchAgent Pte Ltdを設立。Biz English Coach(ビズイングリッシュコーチ)では、転職希望者に対して、国内・シンガポールの外資系・グローバル企業への転職を支援。

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